毘沙門天像
南北朝時代(14世紀) 木造・玉眼・彩色
個人蔵(伊東市宇佐美) 伊東市指定文化財

伊東市宇佐美の旧家、濱崎家に伝わる毘沙門天像です。関ヶ原の合戦で敗北した石田三成に属した濱崎家の祖先が、逃れる際、持参したという伝承があります。
構造は前後二材を寄せてつくる寄木造りで、両腕以下を別に造って寄せています。頭部は襟際で一度割り離して玉眼を入れ、両足も胴体から一度割り離して仕上げる割足です。迫力ある面貌、力強い体躯などから14世紀の像と考えられ、像内に寛政4年(1792)年、血液で書写した経典が納められています。