動画による作品解説

鳥抱き猿
木造・玉眼・彩色 江戸~明治時代

南伊豆町一條の曹洞宗寺院、玄通寺から見出された像です。玄通寺の開祖とされる玄翁は、九尾の狐が変化した那須野の殺生石を砕いて封印したとされ、玄通寺は狐憑きを落とすことで知られていました。本像はこのような呪術的な環境で制作されたものと考えられ、鳥を抱く猿の姿には「災厄を取り(鳥)去る(猿)」の意が込められた可能性があります。