紺紙金銀字交書阿毘達磨倶舎論巻二十六

紺紙金銀字交書阿毘達磨倶舎論巻二十六

・年代:平安時代後期(12世紀)
・法量:縦25.3㎝ 横874.0㎝
・指定:重要美術品

平安時代後期に東北地方一帯を支配した奥州藤原氏の祖、藤原清衡が永久五年(1117年)2月頃に発願、天治三年(1126)3月に完成した経巻で、岩手県平泉の中尊寺に伝来したことから中尊寺経と呼ばれています。紺紙に金粉・銀粉を膠で説いた金泥・銀泥を交互に用いて書写した装飾経で、見返しには霊鷲山で釈迦如来が、菩薩や仏弟子たちに説法する様が繊細な筆致で描かれています。本経は代表的な経典・仏典を集成した一切経の一巻として制作されたもので、当初は5400巻あったと考えられますが、現在は中尊寺に15巻、高野山金剛峰寺に4296巻(いすれも国宝)伝来するほか、およそ4600巻が現存しているとされています。