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上原コレクション名品選 祈りの文字 祈りのかたち/花かおる絵画

【仏教館】上原コレクション名品選 祈りの文字 祈りのかたち

【近代館】上原コレクション名品選 花かおる絵画

開催期間: 2022年1月22日(土)~2022年4月17日(日)
開館時間: 9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日 : 展覧会会期中は無休
入館料 : 大人1,000円/学生500円/高校生以下無料
※仏教館・近代館の共通券です
※団体10名以上10%割引
※障がい者手帳をお持ちの方は半額
会場  : 上原美術館 近代館・仏教館

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【仏教館】上原コレクション名品選 祈りの文字 祈りのかたち

本展では、洋の東西を問わず、絵や文字に込められた「祈りのかたち」をご紹介します。江戸時代に活躍した沼津出身の僧、白隠慧鶴は仏の教えを優しく解き明かし、広く人々に伝える手段として、その生涯に多くの絵や書を描きました。飄々とした作風は、昔も今も多くの人々を魅了しています。上原コレクションの《達磨図》は、ぎょろりとした目で上方をにらむ達磨を画面中央に大きく描き、禅の言葉「見性成仏」が書き添えられています。墨のみで表現された世界は、禅の境地を伝えるようです。

また仏の教えを伝える経典は文字ひとつひとつに、祈りを込めて書写されました。《中阿含経》(奈良時代・8世紀)は細身の文字が謹厳な書体であらわされた優品です。一巻約9mの経典ですが、よどみのない筆致は最後まで途切れることがなく、緊張感が伝わってきます。
ほかにもルオーが描くキリスト像、仏教美術コレクションの顔ともいえる十一面観音像や、阿弥陀如来像も展示いたします。さまざまな文字やかたちに込められた「祈りのかたち」をお楽しみください。

展覧会紹介動画

動画配置予定

主な展示作品


【近代館】上原コレクション名品選 花かおる絵画

「梅の花 香をかぐはしみ 遠けども 心もしのに 君をしぞ思ふ」(市川王、天平宝字2[758]年、万葉集)。これは今から1200年以上前の宴で、梅の香りに託して敬愛の心が詠まれた歌です。日本の芸術では古来より花の香りにさまざまな思いが重ねられてきました。その香りを想像すると、それまでには感じられなかった世界が目の前にあらわれます。絵画もまた、描かれた花の香りをイメージすると、そこには豊かな空間が広がっています。

ルドンが描き出す《花瓶の花》にはアネモネをはじめ色とりどりの花が咲き乱れています。ルドンは自らが描く花を「再現と想起という二つの岸の合流点にやってきた花ばな」と述べました。現実の花が夢幻の世界と合流するように混じり合うその香りは、パステルの不思議な色彩と相まって見るものを幻想的な世界へと導きます。当時の批評家はルドンの花の絵画について次のように述べています。「花がパステルになったのか、パステルが花に変容したのかだれもしらない。(中略)それは控え目だが変わることのない匂いがする。それは妖精だろうか。女神だろうか。いや、それ自身である」。

ピサロ《エラニーの牧場》では、牛が草をはむ田園風景の中に林檎の花が咲き誇っています。明るい色彩であらわされた花々は甘い香りを漂わせて、北フランスの湿潤な大気の中を吹き抜ける爽やかな風を感じさせます。安井曽太郎《桜と鉢形城址》は終戦間近の1945年春に描かれた作品です。疎開先である埼玉県寄居町に桜が咲き誇る田園風景には、穏やかな春の香りが広がります。

本展ではモネ、ルノワール、マティス、梅原龍三郎など上原コレクションから花の香り漂う絵画をご紹介します。美しい花々に包まれてゆったりとしたひとときをお過ごしいただけましたら幸いです。

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