リニューアル記念講演会 『下田は東西の文化が出会う町―上原美術館のたのしみ方』

上原美術館のリニューアルを記念して、山田五郎氏の講演会を開催します。

下田は古くから東西の文化が出あう町でした。そして、新しい上原美術館はさまざまなジャンルの美術が出あう場所です。今回は上原コレクションに見る西洋と日本の絵画の関係についてお話いただきます。画家たちはなぜこのような描き方をしたのか、そんな疑問を出発点に絵をたのしく見ていきます。

演題:下田は東西の美術が出あう町―上原美術館のたのしみ方―

講師:山田五郎氏

日時:2017年12月2日(土) 13:00~15:30 ※終了しました

定員:800名(要予約、抽選)

会場:下田市民文化会館 大ホール

申込方法:

1.下田市民文化会館でお申込の場合

受付にて、所定の申込書に必要事項をご記入ください。

2.はがきの場合

郵便はがきに

  1. 1.山田五郎 講演会
  2. 2.申込者お名前
  3. 3.人数・ご同伴者お名前
  4. 4.郵便番号・申込者ご住所
  5. 5.申込者お電話番号

をご記入いただき、下記宛先までお申込ください。

申込先:上原美術館 講演会係 〒413-0715 静岡県下田市宇土金341

3.メールの場合

タイトルを「山田五郎 講演会 申込」として、メール本文に

  1. 1.申込者お名前
  2. 2.人数・ご同伴者お名前
  3. 3.郵便番号・申込者ご住所
  4. 4. 申込者お電話番号

を記入の上、下記のアドレスへ送信してください。

申込専用アドレス:event2017@uehara-museum.or.jp

※メール申し込み後、受付確認メールをお送りします。2-3日経っても、返信がない場合は上原美術館までお電話ください。

―申込締切:11月5日(日)はがきは必着、メールは同日24時まで
※抽選結果の発表は11月中旬に郵送でお知らせいたします。

【講演会に関するお問い合わせは、上原美術館(0558-28-1228)まで】

【仏教館・近代館】リニューアル記念 上原コレクション名品選 ―印象派の絵画から平安の仏像、写経まで―

リニューアル記念 上原コレクション名品選 ―印象派の絵画から平安の仏像、写経まで―リニューアル記念 上原コレクション名品選 ―印象派の絵画から平安の仏像、写経まで―

概要

2017年11月3日に新たに誕生する上原美術館は、印象派やマティス、ピカソ、安井曽太郎、須田国太郎、横山大観などの近代絵画から、平安・鎌倉時代の仏像、奈良時代の写経など、幅広いコレクションを所蔵します。今回の展覧会では、新たに収蔵した≪観世音菩薩立像(興福寺千体仏)≫(平安時代)や≪大日如来坐像≫(鎌倉時代)、≪中阿含経≫(奈良時代)をはじめ、上原コレクションの名品をご紹介します。

展覧会情報

リニューアル記念
上原コレクション名品選
―印象派の絵画から平安の仏像、写経まで―
開催期間: 2017年11月3日(金)〜2018年4月8日(日)
※会期中無休
開館時間: 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 : 展覧会会期中は無休
入館料 ; 大人1,000円/学生500円/高校生以下無料 団体10名以上10%割引
障がい者手帳をお持ちの方は半額
教育活動を目的として高校生以下は無料となります
会場  : 上原美術館 近代館・仏教館

講演会「ゴッホ若き日のデッサン《鎌で刈る人》、そして晩年の絵画へ」のお知らせ

2016年10月10日(月・祝)に、開催中の展覧会「はじまりの絵画―画家の新たなものがたり」に関連し、世界的なゴッホ研究者として知られるシュラール・ファン・ヒューフテン氏をお招きしての講演会を開催します。

ゴッホは画業のはじまりになぜミレーを模写したのか、晩年に再び模写した意味とは何だったのか、ゴッホ芸術の秘密とその魅力についてお話いただきます。

入場は無料です。お申し込み方法は、PDFをご参照ください ※終了しました

チラシ(PDFファイル)

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当館ウェブサイトをリニューアルしました

上原近代美術館ではウェブサイトを全面的に見直し、アクセス、コレクションなどのコンテンツを快適に閲覧いただけるようページのデザイン、構成を設計した新しいサイトを本日リリースいたしました。

当館では、これからも使いやすく見やすいウェブサイトを目指してまいります。引き続きよろしくお願い申し上げます。

展覧会「はじまりの絵画―画家の新たなものがたり―」を開催中です

7月22日(金)〜11月27日(日)の期間中、展覧会「はじまりの絵画―画家の新たなものがたり」を開催中です。

画業のはじまりに敬愛するミレーの版画を模写したゴッホのほか、シニャック、セザンヌ、安井曽太郎、須田国太郎らの青年時代や転換点の絵画から、彼らの芸術の本質に迫ります。

展示情報詳細

こども向け 夏のワークショップ 2016

日本画を描いてみよう~水墨画編~

講師 牧野伸英 先生(日本画家、当館日本画教室講師)
講師の牧野先生と一緒に墨と水を使って、水墨画を描いてみませんか?
夏休みを使って、ぜひ日本画にチャレンジしてみてください!

日 時 7月23日(土)
13:00~(所要2時間程度)
場 所上原近代美術館 会議室
対 象小学生 
定 員20名
持 物飲みもの(熱中症予防のためご持参ください)、ぞうきん
その他 墨で汚れてもよい服装でお越しください
※参加無料(画材は当館より貸出します)

鉛筆デッサン入門講座!

講師 小野憲一 先生(現代美術作家、当館デッサン・水彩画教室講師)
講師の小野先生より鉛筆デッサンの基礎から丁寧にお教えします。
未経験の方から美術学校への進学希望者までお気軽にご参加ください。

日 時 ① 8月12日(金)、13日(土) 2日間コース
② 8月15日(月)~17日(水) 3日間コース
いずれも13:00-16:00
※①、②ともに内容は同じです。両方の受講も可能です。
場 所上原近代美術館 会議室
対 象小学校5年生~高校生
定 員各10名
持 物飲みもの(熱中症予防のためご持参ください)、カッター
その他 ※参加無料(画材は当館より貸出します)

申込方法

美術館受付、お電話にて申込できます
①ご希望のイベント名、②お名前、③年齢・学年、④ご住所、⑤電話番号、⑥参加人数をお伝えください。
*応募は定員になり次第締め切らせていただきます。
Tel. 0558-28-1228

大日如来坐像

大日如来坐像

大日如来坐像

・作者:行順
・年代:鎌倉時代(文永七年・1270年)
・法量:像高 30.9cm

法界定印(坐禅の印)を結ぶ胎蔵界大日如来の坐像。大日如来には胎蔵界大日如来と、忍者のような智拳印を結ぶ金剛界大日如来の二種がありますが、うち胎蔵界像は比較的遺例が少なく、貴重な作例です。

本像の構造は、頭体幹部(頭と体の主要部分)をヒノキの一材で彫出し、耳の後ろを通る線で前後に割り、内部を刳り抜く一木割矧造で、瞳には水晶製の玉眼を嵌入しています。本像は像内墨書から、文永七年(1270)、静快を大願主として、佛師行順が制作した仏像であることが分かります。鎌倉時代に遡る仏像で、制作年代と作者、制作事情が判明する仏像は稀で、このような仏像は墨書を持たない多くの仏像の年代を考える上での参考となるため、基準作と呼ばれます。本像は小像ですが、13世紀後半の仏像を研究する際の基準作として、学術的に貴重な仏像です。

観世音菩薩立像(興福寺千体観音)

観世音菩薩立像(興福寺千体観音)

観世音菩薩立像(興福寺千体観音)

・年代:平安時代後期(12世紀)
・法量:像高36.1cm

 

ヒノキと思われる針葉樹で造られた一木造の観音像。本像は興福寺千体観音の一体と伝えられています。興福寺にはかつて千体観音が伝来していましたが、安置するお堂が老朽化し、ほぼ全ての像は著しく破損、風呂の薪として燃やされたものもあったといいます。本像もかつては破損した姿だったようで、は両腕、両足先・膝前に二重に渡る天衣(ストール)などが後世補ったものです。千体もの観音像を制作した事情は明らかになっていませんが、興福寺は藤原氏の氏寺であるため、平安時代に隆盛を誇った藤原氏の各家がそれぞれ、その力に応じて様々な仏師に制作を依頼、一族の繁栄を祈願して奉納したものという説があります。

上原美術館