伊豆市共同企画展『伊豆をめぐる名画』がはじまりました

台風19号の影響により、10月12日は臨時休館いたしましたが、10月13日より伊豆市共同企画展『伊豆をめぐる名画―横山大観、安田靫靭彦を中心に―』が始まりました。
展覧会は前期と後期に分かれて、全作品が入れ替わります。前期は11月24日(日)まで、後期は11月27日(水)から2020年1月13日までです。
皆様のご来館を心よりお待ち申し上げております。

伊豆市共同企画展 伊豆をめぐる名画―横山大観、安田靭彦を中心に―
2019年10月12日(土)~2020年1月13日(日)
前期:2019年10月12日(土)~11月24日(日)/後期:11月27日(水)~2020年1月13日(月・祝)
*会期中無休、ただし11月25日(月)、11月26日(火)は展示替えのため休館

『ゴッホがみつめた「ミレー」』(山梨県立美術館)に当館ゴッホ作品を出品中です

山梨県立美術館にて開催中のミレー館特別企画『ゴッホがみつめた「ミレー」』(2019年9月25日~12月8日)に当館のフィンセント・ファン・ゴッホ≪鎌で刈る人(ミレーによる)≫を出品中です。山梨県立美術館が誇るジャン=フランソワ=ミレー≪種をまく人≫がゴッホ美術館のミレー展に貸し出される代役として、当館ゴッホ作品が展示されております。是非ご覧いただければ幸いです。

■『ゴッホがみつめた「ミレー」』 山梨県立美術館 2019年9月25日~12月8日

ミニ講座『お薬師さま入門』の開催

開催中の展覧会『上原コレクション名品選1-仏のまなざし、和みの美―』に合わせて、ミニ講座を開催します。今回は昨年新たに収蔵した薬師如来坐像(平安時代)にちなんで、『お薬師さま入門』と題して、薬師如来とはどんな仏さまか、主任学芸員の田島整が分かり易く解説します。ぜひご参加ください。

【ミニ講座】
演題:お薬師さま入門
講師:田島整(当館主任学芸員)
日時:7月31日(水)/9月7日(土) 13:30~15:00 *各回とも同じ内容です
会場:上原美術館 近代館会議室
定員:各回40名 *要予約・先着順、要入館券
参加方法:①お名前、②ご住所、③お電話番号、④参加人数(2名様まで)、⑤参加希望日を明記の上、郵便はがき、もしくはEメール(info@uehara-museum.or.jp)にてお申し込みください。
宛先:〒413-0715 静岡県下田市宇土金341 上原美術館

夏のワークショップ開催のお知らせ

上原美術館では今年も夏やすみに、こども向けワークショップを開催します。日本画やデッサン、透明水彩などにチャレンジしてみませんか?皆様のご参加をお待ちしております。

1.はじめての日本画体験

講師:牧野伸英先生(日本美術院 特待)
日時:8月12日(月・祝) 13時~15時
対象:小学生~高校生
定員:20名 *要予約・先着順

 

2.デッサン・ワークショップ

講師:小野憲一先生(現代美術作家)
日時:8月5日(月)~8月8日(木) 計4日間 13時~16時
対象:小学5年生~中学・高校生
定員:10名 *要予約・先着順

 

3.親子で色遊び、透明水彩で *定員に達したため、募集を締め切りました

講師:小野憲一先生(現代美術作家)
日時:8月5日(月)~8月8日(木) 計4日間 13時~16時
対象:5歳~中学生、保護者
定員:8組(1組、2~3名) *要予約・先着順

 

【仏教館・近代館】上原コレクション名品選1

上原コレクション名品選1
2019年7月6日(土)~10月6日(日) 会期中無休

昨年度、新たに収蔵した薬師如来坐像。平安時代につくられたその優美な姿は独特の品格をたたえています。コレクション展では本像を詳しく紹介するほか、当館が所蔵する仏教美術や近代絵画をご覧いただけます。

「上原コレクション名品選1」紹介動画

薬師如来坐像 平安時代
薬師如来坐像 平安時代


岡鹿之助≪三色すみれ≫1966年、新収蔵初公開

展覧会動画を公開中です

開催中の特別展『伊豆半島仏像めぐり―伊豆13市町の仏たち―』(仏教館)、および企画展『画家たちの旅―梅原龍三郎、牛島憲之、ルノワールが見た風景―』(近代館)の展覧会動画を公開しました。企画した学芸員が各展覧会の魅力を解説しております。

 

仏教館:伊豆半島仏像めぐり―伊豆13市町の仏たち―

 

近代館:画家たちの旅―梅原龍三郎、牛島憲之、ルノワールが見た風景―

【仏教館・近代館】伊豆市共同企画 伊豆をめぐる名画―横山大観、安田靫彦を中心に―

伊豆市共同企画 伊豆をめぐる名画―横山大観、安田靫彦を中心に―

2019年10月12日(土)~2020年1月13日(月・祝) 会期中無休
11月25日(月)・26日(火)は展示替えのため全館休館
【前期】2019年10月12日(土)~11月24日(日)
【後期】2019年11月27日(水)~2020年1月13日(月・祝)

伊豆という言葉は輝く海、険しい山、温泉、歴史、文学など、さまざまなイメージを思い起こさせます。川端康成は伊豆が「詩の国」、「歴史の縮図」、「南国の模型」、「海山のあらゆる風景の画廊」であると述べて、その魅力を語っています。こうした豊かな伊豆の自然と文化は、多くの日本画家たちをも惹きつけてきました。
明治41(1908)年、奈良で古賀を学ぶ安田靫彦は胸を病んで帰郷を余儀なくされます。そのとき、旅館を営む友人の相原沐芳の勧めにより伊豆・修善寺でせいようすることにしました。静養中に研究を重ねて自らの画風を見出した靫彦は、その後もたびたびこの地を訪ね、画家仲間の今村紫紅や小林古径、速水御舟らも集まるようになりました。
明治末、横山大観も夫人や自らの療養のため修善寺を訪れ、沐芳と交流するようになります。昭和5(1930)年には大観らの渡欧壮行会が修善寺で開かれるなど、その繋がりは長く続きました。
こうした交流から伊豆は名画が生まれる場所となり、多くの作品が残されることになりました。本展では伊豆市が所蔵する絵画を通じて、伊豆の魅力、そして日本画の魅力をご紹介します。

横山大観≪松竹遊禽≫大正元年頃、伊豆市蔵(後期展示)

 

横山大観≪神州第一峰≫昭和5年、伊豆市蔵(後期展示)
菱田春草≪秋郊帰牧≫明治42年、伊豆市蔵(後期展示)
速水御舟≪手向≫大正2年、伊豆市蔵(後期展示)
今村紫紅≪鴛鴦≫明治42年頃、伊豆市蔵(後期展示)

上原美術館