【仏教館・近代館】伊豆市共同企画 伊豆をめぐる名画―横山大観、安田靫彦を中心に―

伊豆市共同企画 伊豆をめぐる名画―横山大観、安田靫彦を中心に―

2019年10月12日(土)~2020年1月13日(月・祝) 会期中無休
11月25日(月)・26日(火)は展示替えのため全館休館
【前期】2019年10月12日(土)~11月24日(日)
【後期】2019年11月27日(水)~2020年1月13日(月・祝)

伊豆という言葉は輝く海、険しい山、温泉、歴史、文学など、さまざまなイメージを思い起こさせます。川端康成は伊豆が「詩の国」、「歴史の縮図」、「南国の模型」、「海山のあらゆる風景の画廊」であると述べて、その魅力を語っています。こうした豊かな伊豆の自然と文化は、多くの日本画家たちをも惹きつけてきました。
明治41(1908)年、奈良で古賀を学ぶ安田靫彦は胸を病んで帰郷を余儀なくされます。そのとき、旅館を営む友人の相原沐芳の勧めにより伊豆・修善寺でせいようすることにしました。静養中に研究を重ねて自らの画風を見出した靫彦は、その後もたびたびこの地を訪ね、画家仲間の今村紫紅や小林古径、速水御舟らも集まるようになりました。
明治末、横山大観も夫人や自らの療養のため修善寺を訪れ、沐芳と交流するようになります。昭和5(1930)年には大観らの渡欧壮行会が修善寺で開かれるなど、その繋がりは長く続きました。
こうした交流から伊豆は名画が生まれる場所となり、多くの作品が残されることになりました。本展では伊豆市が所蔵する絵画を通じて、伊豆の魅力、そして日本画の魅力をご紹介します。

横山大観≪松竹遊禽≫大正元年頃、伊豆市蔵(後期展示)

 

横山大観≪神州第一峰≫昭和5年、伊豆市蔵(後期展示)
菱田春草≪秋郊帰牧≫明治42年、伊豆市蔵(後期展示)
速水御舟≪手向≫大正2年、伊豆市蔵(後期展示)
今村紫紅≪鴛鴦≫明治42年頃、伊豆市蔵(後期展示)

【仏教館】特別展 伊豆半島仏像めぐり―伊豆13市町の仏たち―

特別展 伊豆半島仏像めぐり―伊豆13市町の仏たち―

2019 年4 月6 日(土)-6 月30 日(日)
※2019 年4 月1 日(月)-4月5 日(金)は展示替えのため全館休館

会場:仏教館

火山が生んだ大地を大小の河川や海が長い時をかけて刻み、複雑で美しい地形を作り上げた伊豆半島。変化に富む地形は、人々の多様な営みを生み、地域ごとに特色ある歴史を紡ぎ出してきました。
本展は、伊豆に存在する7つの市と6つの町からそれぞれ1点ずつ仏像を選び、展示いたします。時代は平安時代から江戸時代まで、大きさも選ばれた基準も様々ですが、それぞれ各地の人々の信仰を集め、守り伝えられてきた貴重な文化財です。13市町出身の個性的な仏像との出会いを通じて、伊豆の歴史と文化に触れ、その魅力を再発見していただければ幸いです。

「伊豆半島仏像めぐり―伊豆13市町の仏たち―」紹介動画

【近代館】画家たちの旅―梅原龍三郎、牛島憲之、ルノワールが見た風景―

画家たちの旅―梅原龍三郎、牛島憲之、ルノワールが見た風景―

2019 年4 月6 日(土)-6 月30 日(日)
※2019 年4 月1 日(月)-4月5 日(金)は展示替えのため全館休館

会場:近代館

画家たちは旅をして、風景や人々と出会い、新しい絵画を生み出してきました。本展では、梅原龍三郎、牛島憲之から印象派の画家たちまで、旅からインスピレーションを得た絵画の数々をご紹介します。

「画家たちの旅―梅原龍三郎、牛島憲之、ルノワールが見た風景―」紹介動画

仏教美術講座

主に仏像を中心に見方や歴史を学べます。特に何かを作る講座ではなく、基本的に座学です。
仏教美術の入門として初歩から知りたい方向きです。

※現在募集はしておりません。

 

写経・仏像彫刻 作品展の開催

上原美術館で開催している写経教室と仏像彫刻教室の合同作品展を開催します。受講1年目の新入生の作品から10年を超すベテランの大作まで、57点の作品を展示します。大小様々な作品が織りなす1年間の成果を、受講生の言葉とあわせてご覧下さい。

2019年3月1日~3月5日 10時~16時
●会場 :上原美術館第一駐車場前建物

「アクセス」ページのデザイン・リニューアル

「アクセス」ページのデザイン・リニューアルを行いました。当館は遠隔地に位置するため、ご来館の皆様にはご不便をおかけしておりますが、ご活用いただけましたら幸いです。

【アクセス】
https://uehara-museum.or.jp/wordpress/about/access/

近隣に食事処がないため、下田市観光協会様の食事処リンクを追加しております。

【電車でお越しの方】
https://uehara-museum.or.jp/wordpress/about/access/by-train/

東京から直通の特急情報、お得な切符、リゾート列車の詳細情報を追加しております。また、伊豆急下田駅から美術館近隣までのバス時刻表を追加しました。

【お車でお越しの方】
https://uehara-museum.or.jp/wordpress/about/access/by-car/

「緑が美しい天城越えルート」と「海がキレイな東海岸ルート」の2つのルートをご提案しております。

 

2019年度の教室受講生募集のお知らせ

上原美術館では2019年度教室の開講にあたり、以下の教室の受講生を募集します。
初心者の方も大歓迎です!

1.日本画教室
毎月第2・4火曜日 午後1時~4時
講師:牧野伸英先生(日本画家、日本美術院特待)
2.デッサン・水彩画教室
毎月第2・4水曜日 午後1時~4時
講師:小野憲一先生(現代美術作家)
3.仏像彫刻教室
毎月第3日曜日 午後1時~3時30分
講師:岩松拾文先生、大谷文進先生(仏像彫刻家)
4.写経教室
毎月第2日曜日 午後1時~3時30分
講師:山田修也先生(書家、毎日書道展審査会員)
5.仏教美術講座
毎月第2日曜日 午前9時30分~10時30分
講師:仏教館学芸員(交代)

会場:上原美術館【近代館】会議室
募集人数:1~4は若干名、5のみ定員25名(いずれも応募者多数の場合は抽選)
※お1人様1教室のみ応募可
参加費:無料(材料費別途)
受講条件:基本的に全日程に参加できる方、ご自分で通える方
応募方法:郵便はがきに 氏名、年齢、住所、電話番号、希望の教室名、経験の有無を明記の上、郵送にて2019年3月10日(必着)までにご応募ください。
美術館受付にて直接お申込みもできます。
応募結果は2019年3月15日ころに、応募者全員に郵送でお知らせいたします。

 

【郵送先】〒413-0715 静岡県下田市宇土金341 上原美術館 教室募集係

冬のワークショップ2018

上原美術館では、冬のワークショップを開催します!日本画、デッサン、ファミリー向けワークショップまで普段はなかなかできない美術体験を用意しています。たくさんのご応募をお待ちしております。

 

1.おとなの日本画体験 *終了しました

日本画家の牧野伸英先生の丁寧な説明を聞きながら、岩絵具や顔彩を使って小さな日本画作品を制作します。
講 師 :牧野伸英先生(日本画家・当館日本画教室講師 )
日 時 : 2019年1/19(土) 13時~16時
対 象:おとな(14歳以上)
定 員:15名(要予約・先着順) ※画材は美術館でご用意します

 

2.おとなのデッサン・ワークショップ *終了しました

鉛筆の持ち方から陰影や質感のとらえ方まで、2日間でデッサンの要素を段階的に学びます。
講 師 :小野憲一先生(現代美術作家・当館デッサン・水彩画教室講師)
日 時 : 2019年1/25(金) ~1/26(土) 2日間 各日ともに13時~ 16時
対 象:おとな(14歳以上)
定 員:10名(要予約・先着順) ※画材は美術館でご用意します

 

3.親子で色あそび―透明水彩で *定員に達したため、募集を終了しました
親子、家族でいっしょに透明水彩絵具を使い、色あそびをします。
講 師 :小野憲一先生(現代美術作家・当館デッサン・水彩画教室講師)
日 時 :2019年2/9(土)  13時~16時
対 象:5歳児~中学生、保護者
定 員:8組(1組2 ~ 3人、要予約・先着順) ※画材は美術館でご用意します

各イベントともに
会 場  上原美術館(近代館) 会議室
受講料  無料

―応募方法

郵便はがきまたはメール(info@uehara-museum.or.jp)に氏名、年齢、住所、電話番号、ご希望のイベント名を記入し、上原美術館へお申込みください。来館してのお申込みも可能です。

各イベントとも定員に達し次第募集を締め切らせていただきます。
なお、応募いただいた方には、開催数日前に郵送にて当日のご案内をお送りいたします。
お申込先  〒413-0715 静岡県下田市宇土金341 上原美術館 「イベント」係/ info@uehara-museum.or.jp

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