鎌倉市鏑木清方記念美術館にて開催中の展覧会『清方の美 季節の装い』(2016年10月22日~11月27日)に当館の清方作品2点を出品しました。四季の移ろいや江戸から明治の姿勢の人々の生活を、清方の作品で巡る展覧会です。
―出品中の作品
・鏑木清方≪恵方詣≫
・鏑木清方≪木槿と町むすめ≫
鎌倉市鏑木清方記念美術館にて開催中の展覧会『清方の美 季節の装い』(2016年10月22日~11月27日)に当館の清方作品2点を出品しました。四季の移ろいや江戸から明治の姿勢の人々の生活を、清方の作品で巡る展覧会です。
―出品中の作品
・鏑木清方≪恵方詣≫
・鏑木清方≪木槿と町むすめ≫
第19回講演会「ゴッホ若き日のデッサン≪鎌で刈る人≫、そして晩年の絵画へ」
■講師:シュラール・ファン・ヒューフテン氏 Sjraar Van Heugten
(美術史家、元ファン・ゴッホ美術館コレクション部長)
■日時:2016年10月10日(月・祝) 13:30~15:00
■会場:下田市民文化会館 大ホール
オランダより画家ゴッホの世界的研究者であるシュラール・ファン・ヒューフテンさんをお招きして、講演会を開催しました。
ヒューフテンさんは、当館が収蔵するゴッホ≪鎌で刈る人(ミレーによる)≫を「再発見」し、2015年にヨーロッパでの展示を実現してくださいました。そうしたご縁から今回、下田で講演を行っていただくことになりました。
ゴッホは27歳のときに画家を志しますが、はじめに取り組んだのは敬愛するミレーを模写することでした。当館のデッサンは初期の鉛筆によるミレーの模写の中で唯一残っているものです。
牧師を目指したゴッホにとって、「鎌で刈る人」というテーマは死を暗示する宗教的な意味があったといいます。ゴッホは10年という短い画業の中で度々、このテーマを描きました。ゴッホは風景画の中にさえ「鎌で刈る人」を描き込んでいます。こうした「麦の収穫」や「刈る人」というテーマには、生命のサイクルに向き合うゴッホのまなざしを見出すことができます。そして、画業のはじまりに描かれたデッサン≪鎌で刈る人≫には、ゴッホ芸術の本質を垣間見ることができます。
ヒューフテンさんは初めて下田でゴッホの初期デッサンを見たときのエピソードや、ヨーロッパで当館の作品を展示したときの写真などを交えながら、ゴッホ芸術の本質についてお話くださいました。
東京・上野の東京都美術館にて開催されている展覧会『ゴッホとゴーギャン展』(2016年10月8日~12月18日)に、当館の収蔵品を出品しました。オランダのファン・ゴッホ美術館やクレラー=ミュラー美術館などの名作を通じて、ゴッホとゴーギャンの芸術的な繋がりを見ることができます。当館の作品はモネとピサロが二人の画家に与えた影響を紹介しています。
―当館より出品中の作品
・クロード・モネ≪藁ぶき屋根の家≫1869年
・カミーユ・ピサロ≪エラニーの牧場≫1885年