黒田清輝風景 制作年未詳 油彩・カンヴァス 54.5×38.0cm
木立の中に鮮やかな緑が広がる風景は新緑の時期でしょうか、草むらにはピンクや黄色の花が所々に咲いています。
黒田は木々を断ち切るような構図によるこうした風景画をしばしば描いています。筆の跡が重なるような緑の広がりは、「外光派」と呼ばれた黒田独特の光の感覚に満ち溢れています。