ピエール・ボナール Pierre Bonnard
雨降りのル・カネ風景 Paysage du Cannet sous la pluie
1946年 油彩・カンヴァス 51.6×64.6cm
ボナールが晩年を過ごした南仏ル・カネの風景が広がっています。画面中央の人物は傘を差しているのでしょうか、滲むような色彩が雨中の光をあらわしているようです。
ボナールは手帳にデッサンとともに天候を書き留め、自宅のアトリエで油彩画に仕上げました。「天候の書き入れは、僕に光を思い出させてくれるものだ」と語っています。