横山大観 東海の朝 1937(昭和12)年頃 紙本彩色・軸装 75.5×107.5cm
青々とした松の木々が悠々と伸び、その後方には朝日を浴びた白い砂浜が広がっています。大観独自の風格ある簡潔な表現によって、壮大な空間が感じられます。
1937(昭和12)年、大観は第一回文化勲章を受章しました。本作品もその頃に描かれた意欲作の一つです。大観は日本画壇を牽引しながらも、終生日本画の新しい可能性を追求し続けました。