オーギュスト・ルノワール アルジャントゥイユの橋

クロード・モネ Claude Monet 
雪中の家とコルサース山 Maisons dans la neige et mont Kolsaas
1895年 油彩・カンヴァス 64.2×91.2cm

1895年2月から2ヶ月の間、モネは義理の息子を訪ねてノルウェーに滞在し、光と色彩の効果をコルサース山の連作で探求しました。本作もそうした中の1点です。近景には屋根に雪の積もった家並みを描き、遠くには雪を頂くコルサース山が描かれています。山や雪に落ちる影は単純な黒や灰色ではなくピンクや青色で、赤や茶色をした家の壁に反射する光は青色であらわされています。影は全くの暗闇ではなく弱い光があり、時間や天気によって変化することを意識したモネは、コルサース山などの連作を通じて光の効果を探求し続けました。