9月18日から9月21日までの4日間、展示替えのため休館いたします。
9月22日からは、仏教館にてリニューアル1周年記念特別展『伊豆の平安仏―半島に花ひらいた仏教文化―』、近代館にて企画展『須田国太郎―上原コレクションから―』を開催いたします。新しい展覧会もぜひご覧いただければ幸いです。

9月18日から9月21日までの4日間、展示替えのため休館いたします。
9月22日からは、仏教館にてリニューアル1周年記念特別展『伊豆の平安仏―半島に花ひらいた仏教文化―』、近代館にて企画展『須田国太郎―上原コレクションから―』を開催いたします。新しい展覧会もぜひご覧いただければ幸いです。


伊豆半島は、古来、海上交通の要でした。伊豆の港は船の出入りで栄え、航海の安全と、そこに生活する人々を守る仏像が安置され、今に伝えられています。一方、伊豆は景勝地としても知られています。山や滝、切り立つ断崖、洞穴、温泉は、神仏の霊威のあらわれ、神仏が鎮座する地と考えられ、寺院が建立されました。
上原美術館は35年に渡って伊豆の寺院や地域に伝わる仏教美術の調査を行ってきましたが、伊豆が仏教美術の宝庫であり、平安時代の仏像が多く伝えられていることを明らかにすることができました。本展では、調査によって見出された伊豆の平安時代の仏像の中から、十数体を厳選して展示します。展示される仏像には、数十年に一度のみ開帳される厳重な秘仏や、通常非公開の仏像、寺外初公開の仏像も含まれています。知られざる伊豆の平安仏の名像をご覧ください。

本展は当館で6年ぶりとなる須田国太郎(1891~1961)の回顧展です。須田作品は、上原コレクションの中心であり、国内でも有数の規模を誇っております。
京都生まれの洋画家・須田国太郎は、絵画の理論と実践を生涯探求した学究の徒であり、その壮大な視野から「東西絵画の綜合」の上に立つ、新しい絵画を追求した稀有な画家です。
本展では、須田が近代絵画の課題のひとつと考えていた「墨色(黒)」の扱いに注目します。《卓上静物(バラ)》では、墨色の濃淡や、下塗りの変化が、墨色の多彩な表現を生んでいます。そこには東洋の水墨画とは違う、油墨画ともいうべき表現が展開され、須田が挑んだ「東西
絵画の綜合」の一端を見ることができるでしょう。
展示では、須田の画風の展開を追いかけるように、留学時代の褐色表現、円熟期の透明感のある墨色。そして最晩年のより多彩な色彩と絵肌表現を、油彩画、版画、デッサン、墨絵などからご紹介いたします。
箱根のポーラ美術館にて『ルドン ひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ』(2018.7/22~12.2)に当館収蔵品のオディロン・ルドン≪ダンテとベアトリーチェ≫、≪ダンテの幻影≫の2点を出品中です。ルドンの幻想世界を紐解く新たな試みの展覧会です。ぜひご覧ください。

横浜美術館にて開催中の展覧会『モネ それからの100年』(2018.7/14~9/24)に、当館収蔵品のクロード・モネ≪藁ぶき屋根の家≫を出品中です。モネ芸術とその影響をたどる大規模な美しい展覧会です。ぜひご覧いただければと存じます。

上原美術館では、夏休みワークショップを開催します!日本画、デッサン、学芸員との美術鑑賞と、普段はなかなかできない美術体験を用意しています。たくさんのご応募をお待ちしております。
1.はじめての日本画体験
展示室で日本画を鑑賞後、日本画で使う岩絵具や顔彩を使って小さな作品を制作します。
講 師 :当館学芸員 日 時 : 8/4(土) 10時~12時
対 象:小学生~高校生 定 員:15名(要予約・先着順)
※画材は美術館でご用意します
2.デッサンワークショップ
鉛筆の削り方から陰影や質感のとらえ方まで、4日間でデッサンの要素を段階的に学びます。
講 師 : 小野憲一 先生(現代美術作家)
日 時 : 8/15(水) ~ 8/18(土)、4日間 各日ともに13時~ 16時
対 象:小学校5・6年生、中学生、高校生 *その他の年齢で参加希望の方はご相談ください
定 員:10名(要予約・先着順)
※画材は美術館でご用意します
3.親子でたのしむ鑑賞ゲーム
親子でいっしょに美術鑑賞ゲームをたのしみ、最後にオリジナルのカレンダーを作ります。
講 師 :当館学芸員
日 時 :8/21(火) ①10時30分~12時/②13時30分~15時
対 象:5歳児~小学生、保護者
定 員:各回15名(要予約・先着順)
※展示室に入りますので、大人の方は入館料が必要になります
各イベントともに
会 場 上原美術館(近代館) 会議室
受講料 無料(但し、イベントにより大人は要入館料)
応募方法 郵便はがきまたはメール(info@uehara-museum.or.jp)に氏名、年齢、住所、電話番号、ご希望のイベント名を記入し、上原美術館へお申込みください。来館してのお申込みも可能です。
各イベントとも定員に達し次第募集を締め切らせていただきます。
なお、応募いただいた方には、開催数日前に郵送にて当日のご案内をお送りいたします。
お申込先 〒413-0715 静岡県下田市宇土金341 上原美術館 「イベント」係/ info@uehara-museum.or.jp

2018年12月15日(土)~2019年3月31日(日)
会場:仏教館
太梅寺は下田の山間に建つ歴史の古い寺院。平安時代に草庵が結ばれ、のちに曹洞宗の寺院として発展してきたと伝えられます。太梅寺には、戦国時代頃に書かれた伊豆最古の禅語録『寂用禅師語録』や、下田の地が戦国時代に戦場だったことを物語る「安国寺恵瓊奉制札」など、下田の歴史を知る上でも貴重な資料が遺されています。本展では、古文書のほか、南北朝時代に造られた地蔵菩薩坐像や、幕末に描かれた涅槃図などから、下田の歴史の一端を解き明かしていきます。

2018年12月15日(土)~2019年3月31日(日)
会場:近代館
冷たい冬のさなか、慎ましやかに梅や椿が花開くと、雪に覆われた静寂な世界から、しだいに色彩が広がり、活気あふれる豊かな季節へと変化していきます。春へと季節が移りゆくさまを、画家たちは細やかにみつめ、多くの絵画に描いてきました。春のひとときが切り抜かれた情景には、画家たちそれぞれが抱く春へのおもいを感じることができます。
本展では上原コレクションより、横山大観、小林古径ら日本画家を中心に、印象派の画家たちや岡鹿之助らが描いた春の気配を感じる作品をご紹介します。東洋と西洋の絵画に隠された春の予感をお楽しみいただければ幸いです。