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【仏教館】企画展 時の結晶 仏教美術 ―上原美術館の40年― 【近代館】上原コレクション名品選 春の訪れ

【仏教館】企画展 時の結晶 仏教美術 ―上原美術館の40年― 【近代館】上原コレクション名品選 春の訪れ

【仏教館】企画展 時の結晶 仏教美術 ―上原美術館の40年―
【近代館】上原コレクション名品選 春の訪れ

開催期間: 2024年1月20日(土)~4月14日(日)
開館時間: 9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日 : 展覧会会期中は無休
入館料 : 大人1,000円/学生500円/高校生以下無料
※仏教館・近代館の共通券です
※団体10名以上10%割引
※障がい者手帳をお持ちの方は半額
会場  : 上原美術館 近代館・仏教館

「陰翳礼讃」無料配布ハンドブック

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【仏教館】企画展 時の結晶 仏教美術 ―上原美術館の40年―

仏教美術は、仏教を核に、風土と文化、祈りが長い時をかけて生み出した、美の結晶です。一方、星の数ほど存在するモノの中から選び抜かれたコレクションも、独自の美意識の結晶といえるでしょう。本展は、上原コレクションの名品を通じて、上原美術館の40年に渡る収集の軌跡を振り返るものです。
当館の前身、上原仏教美術館が初めて収蔵した古美術は、平成元(1989)年収蔵の、十一面観音像でした。本像は今から千年以上前に造像された古像。しっかりとした鼻筋と、目尻の上がった目は、どこか異国的で、若々しく強い意志を感じさせる顔立ちです。
その後、当館は、村上華岳や平山郁夫の作品を相次いで収蔵しましたが、平成12(2000)年に上原近代美術館が開館すると、近代美術館との差別化の点から、再び古美術が見直されます。転機となったのは、平成19(2007)年収蔵の中尊寺経でした。これを機に、当館では古写経の収集を開始し、奈良時代の天平写経や、神護寺経、荒川経など平安時代の装飾経を相次いで収蔵。古写経収集は、当館の収集の一つの柱となりました。平基親願経は当館の古写経コレクションの白眉で、紺地を背景に美麗に彩色された童子が舞う扉絵が美しい作品です。
仏像の収集も継続中です。左写真の鎌倉時代の阿弥陀如来像は、当館の古仏像コレクション第2号。その後も平安時代の薬師如来像、二天像などを収蔵しましたが、制作年代が確定できる仏像が少ない中で、奇しくも同じ文永7(1270)年に造像された阿弥陀如来像と大日如来像を収蔵できたのは、収穫でした。
近年の上原美術館は、古い絵画作品も収蔵しています。「諸尊図像集断簡」は、本年度新収蔵作品。鎌倉時代の密教図像集の、不動明王に従う八大童子を描いた部分の断簡です。鎌倉時代に北条実時が設立した金沢文庫伝来の貴重な作品で、梅原龍三郎の旧蔵品でもあります。上原美術館の40年に渡る収集の「結晶」を是非ご覧ください。

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【近代館】上原コレクション名品選 春の訪れ

花の香り、鳥の声、風の肌ざわり。身の回りにある自然は、わたしたちに春の訪れを知らせます。そして、絵の中にもその季節のうつろいが秘められています。

《桜と鉢形城址》は安井曽太郎が第二次世界大戦中、北京から帰って間もなく描かれました。安井は1944(昭和19)年夏、美術展審査のため満州に渡り、北京に立ち寄って制作をします。年末、北京で病に侵された安井は、そこで療養し、翌年3月に帰国。間もなく埼玉県寄居町に疎開しました。そこで描かれたのがこの風景画です。その美しい眺めは、鉢形城址の下を流れる荒川のせせらぎ、鼻をくすぐる春の香り、空を吹き抜ける風の肌ざわりをも想像させます。戦争が続く困難な時代にも季節は流れ、新たな春が訪れます。

本展では近年、新たに収蔵した安井曽太郎《桜と鉢形城址》のほか、伊豆・静浦に吹く冬の西風が春の気配を告げる梅原龍三郎《江ノ浦、残月》、暗がりの中から桜が浮かび上がる須田国太郎《枝垂桜》と横山大観《夜桜》、あたたかな季節の香りを感じさせるピサロ《エラニーの牧場》やモネ《藁ぶき屋根の家》など、春の訪れを感じさせる絵画をご紹介します。上原コレクションより、新たな季節の訪れをお楽しみください。

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